今日は何の日

<今日は何の日>4月1日『ジャパニーズウイスキーの日』

2022/04/01 09:00

週刊BCN 2022年03月28日vol.1916掲載

「世界5大ウイスキー」の一角

 ウイスキーは、大麦やトウモロコシなどを麦芽の酵素で糖化し、発酵、蒸留して製造される。ストレートや水割り、オン・ザ・ロックなどさまざまな飲み方があり、世界中で愛されている。
 

 ウイスキーの起源や発祥は諸説あり、詳しくは分かっていない。日本には、1853年(嘉永6年)にペリー提督が黒船を率いて沖縄県を訪れた際に伝わったとされている。国内で生産に向けて動き出したのは大正時代に入ってから。サントリー創業者の鳥井信治郎氏が1923年(大正12年)、蒸留所の建設に着手。6年後に国産第一号ウイスキーが誕生した。

 現在、世界の中では、スコットランドとアイルランド、アメリカ、カナダ、日本が生産国として特に有名だ。これらの国で製造されたウイスキーは「世界5大ウイスキー」として知られ、高い人気を誇っている。

 国産のウイスキーは「ジャパニーズウイスキー」と呼ばれ、繊細な味わいが特徴の一つといわれている。最近はあまりの人気ぶりに価格が高騰し、銘柄によっては入手困難な状態が続いている。多くの人が気軽に楽しめるとはいえない状況なのは残念だ。(鰹)


由来
1929年4月1日に日本初の本格国産ウイスキー「サントリーウヰスキー(通称白札)」が発売されたことにちなみ、他国のウイスキーとの違いや味わいの特徴などを広く知ってもらうため、ジャパニーズウイスキーの日実行委員会が制定した。
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