今日は何の日

<今日は何の日>6月25日『指定自動車教習所の日』

2023/06/19 09:00

週刊BCN 2023年06月19日vol.1973掲載

制度は定着したが名称はばらばら

 車やバイクなどを道路で走らせるためには、運転免許が必要だ。現在は免許によって運転できる車両の種類などが細かく分類されており、制度として社会に定着している。

 国内で運転免許制度が誕生したのは明治時代といわれている。全国でルールが統一されたのは大正時代に入ってからとされ、以降、制度の枠組みは時代とともに変わってきた。

 1960年6月25日に公布された道路交通法では、指定自動車教習所制度が導入され、都道府県公安委員会は、指導員の配置やコースの面積、教習の内容などの基準を満たした自動車教習所を指定。指定自動車教習所を卒業すると、運転免許試験のうち、技能試験が期限付きで免除されるようになった。

 全日本指定自動車教習所協会連合会によると、指定自動車教習所は全国に約1340校ある。毎年、新規運転免許取得者のうち、約97%が指定自動車教習所を卒業しているという。

 ちなみに、自動車教習所の呼び方は地域によってばらばらで、「車校(しゃこう)」「自校(じこう)」「車学(しゃがく)」などがある。制度とは違い、名称は全国で定着しなかったようだ。
(鰹)
 


由来
指定自動車教習所制度を導入した道路交通法が1960年6月25日に公布され、日付が「む(6)じ(2)こ(5)」(無事故)と語呂合わせできることから、全日本指定自動車教習所協会連合会が制定した。
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