今日は何の日

<今日は何の日>2月4日『Facebookが開設』

2024/01/29 09:00

週刊BCN 2024年01月29日vol.2000掲載

SNSの未来はいかに

 SNSは私たちの生活に深く根付いている。家族や友人とのメッセージのやり取り、情報の収集に発信と、アプリを開かない日はないと言っていいかもしれない。そんなSNSを世界的に広めた存在の一つが「Facebook」だ。

 FacebookがほかのSNSと異なる最大の特徴は、実名でのアカウント登録が必要な点だ。学生時代の友人や過去の職場での知り合いなど、ちょっと疎遠になっている人とも気軽につながる場として利用は拡大した。Facebookが日本語でのサービスを開始したのは2008年。11年には世界中に8億人のユーザーを持つ世界最大のSNSになった。当時20代だった筆者も、頻繁に利用していたことを思い出す。

 しかし、近年はアクティブユーザーの減少が話題に上る。20代の後輩記者はFacebookのアカウントを持ってすらいないという。Z世代に人気なのは、15秒の短い動画を編集して投稿する「TikTok」や、投稿を10秒で消すことができる「Snapchat」。筆者も、最近はFacebookを開く機会がほとんどなくなった。実名だと、愚痴などネガティブな発言をためらうのも一因だろうか。今後どんなSNSが台頭し、先駆者であるFacebookがどうなっていくのか、未来を見通すのは難しい。(緑)
 


由来
2004年2月4日、米ハーバード大の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が学生同士の交流を図る目的で「Facebook」を立ち上げた。当初は同大の学生だけが対象だったが、のちに一般公開し、13歳以上であれば誰でもアカウントを持つことができる。
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