今日は何の日
<今日は何の日>8月7日「バナナの日」
2025/08/04 09:00
週刊BCN 2025年08月04日vol.2070掲載
「果物の王様」と呼ばれることも
バナナは通年で安定供給が可能で、栄養価が高く、安価に手に入る身近な果物だ。日本バナナ輸入組合によれば、日本で消費されるバナナのほぼ100%が輸入品で、年間の輸入量はおよそ100万トン。輸入先の国別割合を見るとフィリピンが約75%、エクアドルが約10%、そのほか、メキシコやベトナムなどが占めている。戦前は主に台湾で生産したバナナを輸送していたが、当時はまだ高価で貴重な果物だったことから「果物の王様」と呼ばれることもあった。戦後の混乱が収まると海外からのバナナの買い付けが本格化するとともに、フィリピンのバナナ農場の整備が進み、安価でおいしいバナナが日本に供給されるようになった。
一房、200円程度で手に入ることもあり、ビタミンやミネラルの補給といった健康維持を目的に、毎朝の朝食のメニューにバナナを加える人も少なくない。
気温が15~20度の季節は常温での保存が可能だが、夏場は傷みやすいため、湿らせた新聞紙にくるみ、水分が蒸発しないようビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すると数日は良好な状態を保てる。そのまま冷蔵庫に入れると低温障害で黒ずんでしまうので要注意だ。(寶)

由来
日本記念日協会によれば、「バナナを食べて暑い夏を元気に乗り切ってもらいたい」という思いから日本バナナ輸入組合が制定。8と7で「バナナ」と読む語呂合わせから。
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