親睦を深める交流の場
4月に新年度を迎え、心機一転して新しい目標に向かう人は多いだろう。新たな仲間との出会いもある。新しいスタートを機に、チームメイトとの親睦を深めるために、居酒屋を利用する人も多いのではないか。
日本でいつ居酒屋が誕生したかは諸説あるが、『続日本書紀』には761年にお酒を飲める場所と思われる「酒肆」での出来事が描かれており、これが最古の居酒屋に関する記録とされている。大衆文化として根付いたのは中世から近世にかけて。江戸時代には全国から出稼ぎに来た労働者に、食事とお酒を提供する店舗ができ、仕事終わりのコミュニケーションの場となった。
その後、第二次世界大戦中に多くが閉店に追い込まれるなど、一時的に居酒屋文化が衰退することはあったが、戦後になると闇市を中心に居酒屋文化がもう一度花開き、現代まで続く憩いの場を提供している。
飲み始める際の慣例に「乾杯」があるが、国によって作法が異なるため注意が必要だ。例えばドイツやオーストリアでは、乾杯の際には相手の目を見ることがマナーとされている。打ち解ける妨げにならないように、異なる文化圏の人と交流する際は気を付けてほしい。(石)
由来
居酒屋の日本一を決める全国大会を運営するNPO法人の居酒屋甲子園が制定した。日付は「良い乾杯」の「良(4)い(1)」と「酔(4)い(1)」の語呂合わせから。