意外と便利な質屋
品物を「質草」にして、金を借りる。質屋の存在自体は昔から知っているものの、利用したことは一度もない。最近ではリサイクルショップやオークションサイト、フリマアプリなどもあり、所有品を「換金」する手段として、質屋を選ぶ人はそれほど多くないだろうと思っていた。
しかし、そうでもないようだ。東京商工リサーチが2026年2月に発表した調査結果によると、5期連続で売り上げと最終利益が比較できる全国の質店42社を抽出・分析したところ、各社の売上高、利益それぞれの合計が21~24年度の3期連続で増加していたという。貴金属価格の高騰や物価高による生活資金の一時的不足など、複数の要因が影響しているとみられる。
質屋の融資はカードローンなどと比べて利息(質料)は高いが、▽審査がない▽信用情報に残らない▽品物を担保とするため督促・取り立てがない▽店頭での即日対応─といったメリットがあるそうだ。期限までに元金と質料を返せば、質草が戻ってくるため、資金が必要だが愛着のある品物を手放したくないときには使い勝手が良いとも言える。
資金繰りに困る状況に陥らないのが一番だが、不測の事態は誰にも起こりうる。選択肢の一つとして、質屋を考えてみるのもいいかもしれない。
(無)
由来
全国質屋組合連合会が、質屋のPRを目的に制定。日付は「しち(7)や(8)」の語呂合わせに基づく。