世界を変える転換点
パケット通信は、データをパケットという単位に分割して送信し、受信側で再構成してデータを取得する仕組みで、インターネットの根底を支える方式である。
この方式をいち早く大規模に採用したのが米国のARPANETだった。ARPANETは1983年、異なるネットワーク同士をつなぐための共通ルール(通信プロトコル)であるTCP/IPに移行し、他のネットワークと相互接続する基盤となった。これが現在のインターネットへと発展したことが、「インターネットの起源」と言われるゆえんだ。
ARPANETの始まりから還暦を待たずして、インターネットは世界を大きく変えてしまった。インターネットがなければ、現代社会は成り立たないと言っても過言ではないだろう。
そして、同じように社会の重要基盤になりつつあるのがAIだ。ただ、その渦の中にいると、変化の大きさは実感しにくいものである。今日の技術が明日には塗り替えられる。私たちは加速する世界に身を任せるほかない。
60年後の社会がどうなっているのか、もはや想像もつかない。果たしてAIは人類に幸福をもたらすのだろうか。私たちは今、およそ60年前と同じように、世界が一変する転換点に立っている。(無)
由来
1969年のこの日、パケット通信コンピューターネットワークであるARPANETを通じた接続が米国内で行われた。広域でのパケット通信ネットワークの運用は世界初とされる。