エムヴィケー(大野三規社長)は、3万円台のパソコンを軸に、低価格パソコンの販売に本腰を入れる。

 同社は、組み立てパソコン販売などを運営するアロシステムの子会社で、主にパソコン販売店向けに低価格パソコンを卸している。「販売店ごとに仕様を変えるショップブランドを中心に、要望があれば、販売店のロゴ入りでの納品も可能。4月からは台湾メーカーなどから液晶モニタやDVD、MP3プレーヤーなどの周辺機器の販売も始める」(金光俊典大阪営業部課長)計画。

 目玉集材は、AMDデュロン1GHz、メモリ128MB、ハードディスク20GBで3万9800円。モニタとウィンドウズOSは非搭載で、本体のみの価格。上位機種でペンティアム4の1.4GHz採用機種で5万9800円。同じくOSやモニタはないが、「OEM版のウィンドウズや、顧客の好みのモニタをつけることで対応できる。DOS/V販売店などで、パソコンケースに電源とマザーボードだけを組み入れたベースキットの販売が好調なことを考えれば、需要をつかめるのではないか」と考える。

 ソフマップなどに出荷を始めており、月間400-500台前後の引き合いが来ているという。

 今後は、徐々に卸販売先の販売店を増やし、月間2000台以上の出荷を目指し、来年度(03年3月期)は年間2万5000台の出荷、20億円の売り上げを目指す。

 「本体は、完成品として出荷するため、部品の整合性も高く、手離れがいい。フリーダイヤルのサポート窓口も用意している。単価が安いので、販売店には1割程度の利幅が取れる商材に仕立てる。発注は100台単位で、受注後2週間前後で納品する。今は1ドル130円台で円安が続いているが、今後、円高になれば2万9800円のパソコンも可能」と意気込む。

 デスクトップ中心だが、春商戦期にはノートも投入する。

 いずれも、エムヴィケーのブランドは出さず、販売店のショップブランドを中心に手がける。

 アドレスはhttp://www.mvk-japan.com/。