日本の店長
<日本の店長>第4回 ヨドバシカメラ新宿西口本店 日野文彦統括店長
2003/01/27 18:45
週刊BCN 2003年01月27日vol.975掲載
専門的な商品を豊富に

本店は、「マルチメディア館」をはじめ、7つの専門館で構成する。趣味性が高いものは、「ゲーム・ミュージック館」や「カメラ総合館」など専門館として店舗を構えており、「専門的な商品を豊富に揃えている」ことが特徴となる。パソコンおよび関連製品は、売上高が全体の40%を占める。とくにデジタルカメラが売れ筋で、「前年同月比50-60%増で推移する」としている。経費削減策は、600人近くいる従業員のローテーションを工夫。6回程度のシフトに分け、時間ごとに最適な人員を配置する。物流では、アルバイトを採用することで深夜でも搬入できる24時間体制を敷く。
接客では、「顧客は、数多くの商品のなかから、どれが自分に最適な商品なのか、いろいろと迷うケースが多い。だが、できるだけ早く購入して使ってみたいと求めている」としており、必ず声をかけ、迅速に的確な接客を徹底している。「顧客を否定せずに、どのようなニーズをもっているのかを聞き出すことが重要。ゆっくり見てもらうための展示は必要だが、顧客が早く購入を決断する接客が顧客満足度の向上や、効率化につながる」と強調する。(佐相彰彦)
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