店頭市場ピックアップ
記録型DVDドライブの販売動向
2004/06/21 16:51
週刊BCN 2004年06月21日vol.1044掲載
平均単価、1万5000円を切る
最安値機種では7000円台も

全販売台数の63%を占める内蔵型モデルだけを見ると、最安値モデルであれば7000円台の機種も登場するなど、平均単価は全体に比べさらに低く、1万2120円(6月7-13日の週次データ)となっている。このため、台数ベースでは依然として好調な売れ行きを見せているものの、金額ベースでは台数ほどの勢いはなく、ほぼ前年並みの状況だ。
メーカー別のシェアを見ると、アイ・オー・データ機器が台数ベースで33.1%、金額ベースで34.3%(6月7-13日の週次データ)でトップ。2位にはバッファローが台数、金額ともに19.3%、3位にはLG電子ジャパンが台数17.4%、金額13.0%となっており、アイ・オー・データ機器が水をあけている。記録型DVDドライブを標準搭載するパソコンの増加に加え、DVDおよびハイブリッドレコーダーの台頭が記録型DVDドライブ市場を縮小させている感は否めない。だが、低価格化で新たな顧客層を囲い込む可能性もあり得る。「置いておけば売れる」時期を過ぎたいま、販売店各社の拡販施策で明暗が分かれる商材になってきた。
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