秋葉原は今

<秋葉原は今>13.秋葉原UDXに集客の熱い期待

2006/02/20 16:51

週刊BCN 2006年02月20日vol.1126掲載

 最近、電気街の家電量販店やパソコン専門店の間で話題になっているのは、JR秋葉原駅の電気街口にある超高層ビル群「秋葉原クロスフィールド」がグランドオープンすることだ。

 その超高層ビル群の1つである「秋葉原ダイビル」が2005年3月31日にオープンしたことで、同ビル開催のイベント参加などのために秋葉原地区を訪れるIT企業の関係者やユーザー企業が増加した経緯がある。ダイビルのメインコンセプトは大学やIT関連企業などによる共同開発「産学連携機能」だったにもかかわらず、街の集客力が向上したことが好感されている。まして、今年3月9日にオープンする「秋葉原UDX」は、「IT&集客機能スペース」がコンセプト。電気街のショップは、パソコンマニア以外の“一般ユーザー”がさらに増加することに期待を寄せているというわけだ。

 「秋葉原UDX」は、低層階の商業施設エリアと中高層階のオフィスエリア、約800台収容の地下駐車場からなる複合施設で、地下3階から地上22階の構成。地上1-3階は、36店舗もの飲食店が軒を連ねるほか、モバイルやユビキタスなど最新IT技術を展示するショールームなども設置される。

 なかでも、家電量販店やパソコン専門店が注目しているのは飲食店。「JR秋葉原駅の電気街口に飲食店が充実するのは、街を訪れるお客さんにとっては利便性が高くなるだろう」(ソフマップの井澤秀夫・店舗営業本部秋葉原営業部副部長)とか、「電気街には、子供連れの家族が来店できる飲食店が少ない。そういった点では、家族連れが電気街に訪れる回数もさらに増えるのではないか」(サードウェーブの甲斐元浩・ドスパラ事業部MD課マーチャンダイザー)などといった声があがる。

 昨年9月にヨドバシカメラが「マルチメディアAkiba」を出店、店内に“飲食店街”を設置したことで休日に家族連れが秋葉原を訪れる傾向が高まったのは事実。秋葉原来訪者が、まずは食事のためにヨドバシカメラに来店するという流れも出ている。秋葉原UDXのオープンにより、飲食店目当ての来訪者が一段と増えることに加え、同ビルが電気街口にある点で電気街のパソコン専門店や家電量販店にとって相乗効果をもたらす可能性がは高い。(佐相彰彦)
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