店頭流通

ソニー BRAVIAの大画面戦略を積極化 「進化と拡大」目指す

2007/09/17 17:00

週刊BCN 2007年09月17日vol.1203掲載

 ソニーは、薄型テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズの新製品として、70インチの液晶テレビをはじめ、5シリーズ15モデルを発表した。

 「2005年にBRAVIAブランドで製品を投入してから3年が経過。今年は、進化と拡大をキーワードに新製品を投入した」と、ソニー業務執行役員SVPテレビ事業本部長の福田隆志氏は語る。

 S─LCDにおいて第8世代の液晶パネルの生産を開始しており、「第7世代と第8世代の組み合わせにより、40インチ以上の大画面サイズの製品ラインアップを強化した。日本市場における大型化をけん引する」と意気込む。

 新製品では、ブラビアエンジンプロの搭載や倍速駆動技術モーションフロー機能による高画質化を実現する一方、無線機能によってどんな方向に向けても操作が可能な新リモコン「おき楽リモコン」を採用。HDMI接続の対応機器と連動する「ブラビアリンク」も用意した。

 ソニーマーケティングの鹿野清取締役執行役員常務は、「ブラウン管の32型ワイドテレビなどを購入したユーザーが買い替え需要期に入っており、今年は46インチが満足サイズになるだろう」とコメント。46インチを展示の中心とした大画面戦略を積極化させる姿勢を見せた。

 なお、フラッグシップ機種となる70インチの「KDL─70X7000」の実売価格は400万円。

 同社では、デジタルチューナ内蔵HDDレコーダー、ネットワークテレビボックスも、ブラビアユニットとして、同時に投入する。
  • 1