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東芝 春夏モデルの液晶テレビ10機種を投入 おまかせモードで最適な画質を実現

2008/04/21 18:45

週刊BCN 2008年04月21日vol.1232掲載

 東芝は、液晶テレビREGZAシリーズの春夏モデルとして、4シリーズ10機種を発売する。ハードディスク内蔵モデルやネットワーク録画モデルといった同社独自のラインアップも強化しながら、ラインアップを一新。視聴環境にあわせて自動的に画質を調整するおまかせモードを搭載した。

 4月下旬から同社が順次発売する新製品は、従来のZ3500、H3000、C3500の各シリーズからラインアップを一新。最上位となるハードディスク内蔵ネットワーク録画モデルのZH500シリーズのほか、ネットワーク録画モデルのZV500シリーズ、ハードディスク内蔵録画モデルのRH500シリーズ、シンプルモデルのCV500シリーズの4シリーズを投入。32インチから52インチまで10機種を用意した。

 薄型テレビの多くは、視聴環境や視聴するコンテンツによって最適の画質に設定できる映像モードを搭載しているが、同社のアンケートによると、これを利用し、最適な画質に調整して視聴しているユーザーはわずか3%にとどまっていることに着目。設置する地域の日の出や日の入り時間、視聴環境の照度などにあわせて自動的に映像調整を行う「おまかせモード」を搭載した。

 「映し出されている画像が、ビデオ素材かフィルム素材かを把握。また、リアルタイムで一画素ごとにヒストグラム解析する機能も搭載し、最適な画質で映像を映し出すことに成功した」という。

 また、Z3500シリーズの購入者のうち、市販の外付けハードディスクを接続していると回答したユーザーが78%、これから接続するとしたユーザーが14%と、あわせて9割を超えている同社ならではの実績を生かし、テレビで直接録画する利用シーンを訴求。ZH500シリーズおよびRH500シリーズには、東芝の2.5インチハードディスクユニットを採用しているほか、アイ・オー・データ機器をはじめとするサードパーティーのハードディスクが接続できることも、REGZAならではの特徴として、店頭で訴求する考えだ。

 市場想定価格は、最上位となるZHシリーズの52インチモデルで60万円前後、46インチモデルで50万円前後となっている。

 同社では、「半導体のチカラが、美しさを変える。実力のREGZA」をキーワードに、高画質化や高音質、録画機能の強みを訴求していく考えだ。
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