これからの時代(Era)をつくりだす存在となるであろう業界注目の若手経営者にフォーカス。そのビジネス観や経営哲学に迫ります。今回は「Tours・濵田祐輔代表取締役CEO」を取材しました。
背中で語る
新卒社会人の時から心に留めている言葉は「練習の苦しみか、後悔の苦しみか」。行動の基本は前者。何かを成し遂げようとすれば、努力や挑戦による苦労が伴う。ただ、それを理由に後回しにすれば、「あの時やっておけばよかった」と、取り返しがつかない悔いが残ってしまうからだ。
体育会的な文化に身を置き、努力を重ねる姿勢を培った。厳しい一面は社員にも見せる。成果を出しているか向き合い、可能性に妥協を許さない。ただ、自身も一人のプレーヤーとして「誰よりも結果を出す」。背中で語る経営者になりたいと思っている。社員が起こしたミスも「全て自分の責任」と考えることで、物事を前に進める。
仕事の時間、家族の時間
空き時間にスポットワークサービスを利用し、さまざまな仕事を体験している。自社事業はHR領域でバーチャルオフィスツアーのプロダクトを展開しており、職場のありのままを理解するために汗を流す。
例えば物流業の荷降ろしを午前5時から9時まで。「朝早いので、家族に影響がない」。休日は息子との外出を楽しむ。特定の趣味に時間を費やすより、仕事と家族に向き合う。時間の使い方は、その二つに一つだ。
採用の第一線
会社員時代から携わる採用の現場。独立してからは「人が入ってこないと、何も生まれない」と実感し、視野が広がった。「人材が循環することで新しいカルチャーが生まれる。会社になくてはならない採用の第一線を担っている」と責任を自覚する。
企業は採用活動を単調な反復作業に落とし込みがちだ。本来は経営全体のキーアジェンダであるはずなのに、実務で落差が生じる。「この距離感は、逆に面白い」。変化の始まりに立ち会えることに、醍醐味を感じている。
プロフィール
濱田祐輔
1991年生まれ、兵庫県出身。関西学院大学商学部卒業後、オービックに入社。その後、リクルートでHRサービスの立ち上げに従事。2021年にDINAMICA(現Tours)を起業。
会社紹介
採用活動支援を軸に事業を展開。職場のバーチャル空間ツール「Tours」と、メディア事業の「バチャナビ」、採用代行サービスを提供する。