米ヒューレット・パッカード(HP)のコンパック合併が紆余曲折を経てやっと実現し、IBMに次ぐ世界第2位の巨大メーカーが誕生した。しかし、世界のIT業界でこの巨人「新生HP」への脅威の声はほとんど聞かれない。ウィンテル市場で独自のビジネスモデルを確立して独走するデルに新生HPは対抗手段をもたない。また、エンタープライズでひとり勝ちするIBMに、新生HPは財務体力、ITサービス力、次世代サーバーやストレージ製品の品揃えで大きく劣る。しかし、新生HPのカーリー・フィオリーナ会長兼CEOは、「HPになかった製品と営業力をもつコンパックとの合併で、新生HPは強大になる」と強気だ。(中野英嗣●取材/文)