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組込みシステム技術協会 ETEC受験者が順調な伸び 1年で延べ1万人見通し 中級レベルも年内開始へ
2007/02/12 21:10
週刊BCN 2007年02月12日vol.1174掲載
組込みシステム技術協会(JASA、松尾隆徳会長=東洋電機会長)の組込みソフトウェア技術者試験(ETEC=イーテック)の受験者数が順調に伸びている。組込みソフト需要の拡大を受けて志望者が増加。ETECスタートから丸1年になる今年11月までには延べ1万人の受験者が見込れている。今は初級レベルの試験しか行っていないが、年内には中級レベルの試験も新たに始めることから受験者数がさらに増える見通しだ。
業界標準の組込みスキル標準(ETSS)をベースに技術スキルの可視化を行うSIerやソフト開発ベンダーが増えている。ETECはETSSに準拠した試験制度で、自社にどのレベルの技術者が何人いるのかを把握するツールとして活用が進んでいる。技術スキルの可視化によって経営戦略の精度向上や人材育成の効率化に役立つ。
組込みソフト開発分野の独立系SIerとしてトップクラスの実績を持つコアでは、ETSSをベースとした独自のスキル標準を今年10月をめどに導入し、技術者のスキルを測定するツールとしてETECの活用も検討する。JASA副会長でコアの組込みソフト事業を統括する詰素之専務は「ETECは技術者教育体系を整備するのに役立つ」と評価する。
今はETSSで定義する職種で「ソフトウェアエンジニア」初級レベルのみの試験しかないが、年内には中級レベルの試験を始める予定。上級レベルは情報処理推進機構(IPA)がすでに試験制度を確立しているためJASAでは対応しない。中級レベルの受験者数が加わることから初級レベルと合わせて、2008年には年間3万人の受験者数を見込む。
ETSSでは他にもプロジェクトマネージャーやシステムアーキテクト、テストエンジニアなどの職種を定義しているが、ソフトウェアエンジニアが全体の7-8割を占めることから、まずはここに注力する。職種の幅を広げるかどうかは今後検討することにしている。
組込みソフト技術者は本来必要な人数より10万人近く不足しているといわれ、「すそ野を広げる意味から初級、中級の試験制度の需要は大きい」(ETEC運営事務局の近森満・サートプロ社長)と分析する。今後はETECを技術者の評価制度として導入する企業を増やす。スキルの可視化を目的としたETSSの普及を追い風に、将来的にはSIerなどを中心にETEC採用企業を1000社にする目標を立てる。
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