大手SIerの業績に失速感が出ている。2007年度(08年3月期)決算では、米サブプライムローン問題の余波で金融業における投資が先送りになるケースや、原油・原材料高で製造業のIT投資の伸びが鈍るなどの影響が出た。ハードウェアビジネスの厳しさも増す。拡大基調だった組み込みソフトウェア開発も、携帯電話向けビジネスが大きく縮小するなどマイナス要素が目立つ。景気の先行きに不透明感が増すなか、競争のより一層の激化が予想される。SI業界にとって今年度は勝ち残りに向けたビジネス改革の正念場になる。(安藤章司●取材/文)