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新進気鋭の地方ITベンチャー 差異化はIT技術ではなく「業務知識」

2010/04/01 21:07

週刊BCN 2010年03月29日vol.1327掲載

 IT産業が決して盛んな地域とはいえない山梨県で、独特の事業基盤と提案手法で着実に業績を伸ばしているITベンダーが存在する。甲府市に拠点を置くシンク情報システム(高山尚文代表取締役)だ。メインターゲットに据える顧客の業務知識を保有していることをスタッフ採用の条件にしており、ほぼすべての従業員が流通・小売業や製造業に勤務した経験をもつ。システム開発はマイクロソフトやオラクルをベースにしていて特徴はないが、業務知識が豊富であることを売りに差異化。開発手法や技術ではなく、「知識」を武器にしているのだ。

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