電力供給の不安にSIerが翻弄されている。3月11日に発生した東日本大震災からこれまで、主要SIerは今夏の電力供給不足に備えて着々と準備を進めてきた。データセンター(DC)やオフィスの節電、重要データを西日本地区へ一時待避させる、在宅勤務に備えた情報システムの整備などに奔走する。その一方で、東京電力は今夏の電力供給量の見込みを段階的に上方修正しており、受給の逼迫感が徐々に緩まっているのも事実。電気は足りるのか、足りないのか、どっちなんだ──大手SIer幹部は、疑念と不安にいらだちを隠し切れない。(安藤章司)