日本IBMは、3月30日、年度途中に社長交代人事を発表した。新社長には5月15日付でマーティン・イェッター独IBM会長が就任し、橋本孝之社長は取締役会長に就く。75周年を迎える同社の社長を外国人が務めるのは56年ぶり。日本人の長期政権が続いた近年では異例のトップ人事だが、業績不振に伴う一般的な「引責辞任」とは異なる様相を呈する。「世界に分散するIBMの経営資源」(橋本社長)を投入した日本IBMの大改革が幕を開けたのだ。当面、橋本社長は優良企業を中心に国内事業を引き締め、イェッター新社長が社内のグローバル化を築く二巨頭体制になるとみられる。(谷畑良胤)