LINE WORKSは、2016年1月に「Works Mobile」の名称で提供を開始した法人向けのチャットサービス。17年2月に現在の「LINE WORKS」に名称を変更している。18年2月時点で有料版の契約企業数は約1万社だった。11月までの約10カ月の間に、2.7倍まで契約社数を増加させている。
LINE WORKSはパートナー経由での販売を主体としており、現在、通信キャリアやITベンダーなど、現在30社のパートナー網を整備している。最近では、さまざまな業種・規模の企業で導入実績を積み重ねてきたことで顧客の特性に合う事例が揃ってきたため、「売れるコツが分かってきたところが増えた」(石黒社長)のも、LINE WORKSの契約増につながったとしている。
LINE SMB Conferenceではそのほか、LINEとLINE PayのSMB向け戦略や今後の展開に関して発表し、その中でLINE Payは、freeeが開発する「クラウド会計ソフトfreee(会計freee)」のOEM製品「LINE店舗経理」の取り扱いを開始すると発表した。LINE店舗経理は、まずは会計freeeのサービス内容と同様の機能を提供し、今後はLINEとの連携による通知機能や、チャットボットでの確定申告準備ができるLINEアカウントの開設など、LINE独自の機能を追加していくとしている。(前田幸慧)