New Relic(小西真一朗社長)は10月10日、記者会見を開き、システムのパフォーマンスを管理できるサービス「New Relic One(ニューレリックワン)」の新機能の国内提供を10月15日に開始すると発表した。
小西真一朗社長
New Relic Oneは、メトリクス、イベント、ログなどシステムのパフォーマンスに関する情報を観測できるサービスで、「可観測性プラットフォーム」と位置付ける。新機能は、「OPEN」「CONNECTED」「PROGRAMMABLE」の三つをキーワードとして、多様なデータの収集、理解、可視化を支援する。
New Relicは2008年に米国で創業。これまでに世界で1万7000社への導入実績があるという。日本法人は18年8月に設立。10月に現社長の小西氏が着任し、活動準備期間を経て今年3月に本格的に事業展開を開始した。すでに数百社の顧客がおり、「日本法人設立前はChatwork(チャットワーク)やドワンゴ、Sansanなど“イノベーター”の採用が中心だったが、現在はエンタープライズ企業での採用が加速している」(小西社長)といい、新たな導入事例としてパイオニアを紹介。同社が推進するクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」のモニタリングに活用され、障害対応工数を50%削減したという。
New Relicは今後、製造、金融、IT企業を重点ターゲットにビジネスを展開。主に直接販売でサービスを提供していく方針だ。(前田幸慧)
New Relic(小西真一朗社長)は10月10日、記者会見を開き、システムのパフォーマンスを管理できるサービス「New Relic One(ニューレリックワン)」の新機能の国内提供を10月15日に開始すると発表した。