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テレワーク環境下での「PowerEdge」サーバーの運用業務を効率化、安定稼働を支えるデル・テクノロジーズの保守サービス

2020/10/12 09:00

 多くの企業で今後もテレワークが常態化していくことは、もはや避けようのない現実になろうとしている。その環境下において、いかにシステムの安定稼働を実現し、コスト削減を図っていくかが大きな課題になっている。その実現に寄与するのが、デル・テクノロジーズの充実した保守サービスだ。保守運用業務を効率化し、プロアクティブな対応を可能にする同社のサービスは、市場から高い評価を受けている。

リモートでのサーバー管理を容易にするデル・テクノロジーズのシステム管理機能

 テレワークへのシフトが多くの企業、職種に拡大している。中堅・中小企業のシステム管理者もその例外ではなく、サーバーを設置しているオフィス以外の場所からでも適切で効率的な管理を実現することが求められている。

 こうしたサーバーのリモート管理に貢献するのが、PowerEdgeサーバーのシステムボードに搭載されるiDRAC(integrated Dell Remote Access Controller:アイドラック)だ。iDRACは、システムボード上のハードウェアデバイスを管理するための機能を提供するチップを搭載し、インターフェースにイーサネットポートを備えている。

 iDRACのようなハードウェア監視の機能は、一般にIPMI(Intelligent Platform Management Interface)と呼ばれる機能で、各メーカーが独自に拡張して搭載している。
 

 iDRACでは、各種ハードウェア情報、ログなどの各種情報をウェブインターフェースを使って取得し、リモートで管理することができる。サーバーのBIOS設定やディスクのRAID設定、ハードウェアの電源オン自体の操作も可能だ。

 「サーバーの多くの操作がリモートアクセスでも可能になる。テレワーク中にサーバー管理のためにわざわざオフィスに足を運ばなくても、ネットワーク越しにリモート操作ができるのは、管理者にとってとても大きなメリットになるはずだ。例えば、メンテナンスでシャットダウンした場合も、電源オンはiDRACから操作できるため、わざわざオフィスに出向いて電源ボタンを押す必要はない。もし障害が発生した場合でも、どのパーツが壊れてエラーランプがついているのかを確認に行くといった手間も一切不要になる」とパートナーセールスエンジニアリング本部の川奈部真・セールスエンジニアはメリットを説明する。

 iDRACはサーバーにインストールされているOSには依存しないため、もしサーバーがダウンしても、iDRACの利用は可能だ。予期せずOSが停止して画面がブルースクリーンになった場合でも、その画面をキャプチャーして証拠を残し、電源オフ/オン操作でOSの再起動を行うといったこともiDRACからできるようになっている。

デル・テクノロジーズ独自の保守ツールと充実のサービスメニューが安心を提供

 さらに、iDRACではデル・テクノロジーズ独自の保守ツールである「SupportAssist Enterprise」の機能も提供する。SupportAssist Enterpriseは、障害時にデル・テクノロジーズのサポートセンターに自動通報するほか、自動でログ取得して障害時にサポートへ送付することができる。ひとり情シスのような方の場合、サポートに対して一から説明しなくても、すでにある程度までの状況を把握しているため初動が非常に早くなる」と、パートナーセールスエンジニアリング本部の萩原正樹・セールスエンジニア。

 このiDRAC9組み込み型のSupportAssistは、PowerEdge T140以上の最新世代のPowerEdgeサーバーが標準搭載する。ただし、利用できるSupportAssist Enterpriseの機能は契約しているサポートレベルで異なる。
 

 ベーシックな基本保証では、自動問題検出とシステム状態情報の収集のみだが、「ProSupport」では、プロアクティブな自動ケース作成と通知が提供され、さらに、「ProSupport Plus」では、障害防止のための予測的な問題の検出、推奨事項レポートまでを提供する。

 「一般的な法人のお客様はほぼオンサイトの修理サービスが受けられるProSupport以上を契約している。特に、ProSupport Plusを契約されているお客様からは、問題発生前に対応を開始してくれる点を高く評価されている。実際に私が対応したお客様では、メモリの不調をシステム自体がサポートに通知し、お客様が気付かれる前に、サポートスタッフが交換に伺うことを知らせたことで、とても喜んでいただいたケースもある」と、パートナーセールスエンジニアリング本部の中西祐輔・セールスエンジニアは説明する。
 
中西祐輔
デル・テクノロジーズ
パートナーセールスエンジニアリング本部
セールスエンジニア

 また、ProSupport Plusでは、顧客ごとに専任の「テクノロジーサービスマネージャ(TSM)」が割り当てられ、幅広い課題解決に寄与してくれる。

 「ProSupportとProSupport Plusの価格差は、それほど大きなものではない。他社サービスと比較してもかなり安価に設定しているので、安心を考慮するならぜひ、検討いただきたい」と中西セールスエンジニア。

 また、ProSupport以上には、コラボラティブ・サポートが含まれている。これは問題が切り分けられるまで、デル・テクノロジーズが一元化された窓口としての役割を果たし、マイクロソフトやVMwareなどのサードパーティーベンダーと連絡をとって調整するものだ。

 高機能なPowerEdgeサーバーが高い評価を受ける理由の一つが、一貫した国内サポートにある。デル・テクノロジーズ自営のコールセンターである宮崎のカスタマーセンターと障害発生から保守サービスまでの対応をリアルタイムに監視する川崎のグローバルコマンドセンターを起点に、豊富な技術知識を持つ専門サポートスタッフが受付からトラブル解決まで一貫して対応する体制を整備している。
 

 オンサイト保守も、全国200カ所以上の保守サービス拠点から約700人のエンジニアが即座に対応している。

 「以前のデル製品でいわれていた、安かろう悪かろうではない。実際、PowerEdgeは世界で最も使用されているタワーサーバーであることがそれを証明している。国内でも、多くのお客様にその良さを実感してほしい」と渡辺浩二・製品本部&プランニング部部長はアピールする。

 
デル・テクノロジーズのサーバー製品に関する情報を「現場のSE」が自分の言葉で伝えるパートナー様向けのWebinarを定期開催している。
パートナーセールスエンジニア達自身で運用しているサイトで是非、下記サイトを確認してみてほしい。

デル・テクノロジーズのパートナー様向けWebinar『徹底攻略塾』

【関連リンク】
デル・テクノロジーズ『情報ガイドステーション』

PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ はじめの一歩

PowerEdgeで簡単システム管理~iDRAC組み込み型のSupportAssist概要~

デル・テクノロジーズ『1ソケットタワー型サーバご紹介』

デル・テクノロジーズ 1ソケット&2ソケットタワー型サーバーフルラインアップ (デル・テクノロジーズのタワー型サーバートップページ)

PowerEdge T140サーバーのWindows Server 2019プリインストールモデル購入直後の初期設定手順書

PowerEdge T140サーバーのWindows Server 2019プリインストールモデルへのWindows Server 2016の再インストール設定手順書

PowerEdge T140サーバーのWindows Server 2019でのProSupportサポートご利用手順書

PowerEdgeサーバー紹介動画 - 2020年版
   
クラウド時代になぜタワー型サーバー? 今どきのタワー型サーバーに関する調査
https://www.seminar-reg.jp/bcn/survey_dell1012
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外部リンク

デル・テクノロジーズ=https://www.delltechnologies.com/ja-jp/index.htm