情報システムの検索や分析、可視化ソフトを開発する米スプランクは、国内向けの情報セキュリティ製品の販売を近く始める。情報システム全体から集めたログ情報のうち8割がセキュリティ状況の把握に役立つことから、専用のモジュールを追加しオプション製品として販売する。システムの振る舞いを検知してセキュリティ事案を瞬時に見つけ出す「SIEM(Security Information and Event Management)」や、有事の際の対応を自動化する「SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)」といった機能を提供し、セキュリティ事案に対する対処能力を高めるとともに、システム管理者の負担軽減に役立てる。
2003年のスプランク設立当時はパッケージソフトとして販売するケースが多かったが、近年ではSaaS方式で販売する比率が拡大している。2021年1月期の連結売上高のうち、従来型の売り切りライセンス販売が前年度比29.3%減の9億7100万ドル(1068億円)だったのに対し、SaaS方式では77.4%増の5億5400万ドル(609億円)と大きく伸びた。クラウド環境により軸足を移していく一環として、Amazon Web Services(AWS)ユーザー向けのセキュリティ分析ツールをAWSマーケットプレイス経由での販売もこの7月から始めている。
情報システムの検索や分析、可視化ソフトを開発する米スプランクは、国内向けの情報セキュリティ製品の販売を近く始める。情報システム全体から集めたログ情報のうち8割がセキュリティ状況の把握に役立つことから、専用のモジュールを追加しオプション製品として販売する。システムの振る舞いを検知してセキュリティ事案を瞬時に見つけ出す「SIEM(Security Information and Event Management)」や、有事の際の対応を自動化する「SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)」といった機能を提供し、セキュリティ事案に対する対処能力を高めるとともに、システム管理者の負担軽減に役立てる。