「『SuperStream』に触れている時が一番幸せだ。使命感に突き動かされている感覚がある」。山田誠は、社会人のキャリアのほとんどを会計・人事給与システム「SuperStream」のビジネスに捧げてきた“ミスター スーパーストリーム”だ。10年間で延べ1500社以上の企業に対してプレゼンテーションを重ね、多くの実績を上げた。
そんな山田だが、SAPジャパンに籍を置いていたことがある。「『SuperStream』のセールスエンジニアとして学ぶことがなくなった」。もっと成長したいと思い、SAPでグローバル対応や企業規模別の製品展開の知見を得た。優秀な人材が数多くいる職場で刺激的な毎日を送り、尊敬できる上司とも出会えた。
得るものは大きかったが、1年ほどでスーパーストリームに舞い戻った。「SuperStream」の現在の主力製品である「NXシリーズ」の開発が決まったからだ。「スーパーストリームでこれまでの経験を存分に生かせる。パッケージのコンセプトメーカーになりたいと思った」。グローバル対応では外資系製品に遅れをとっていたが、2011年度に「NXシリーズ」の多言語対応・多通貨対応が完了し、本格的な日系企業への提案活動が始まった。「国産製品のきめ細やかさはグローバルでも通用する。“匠”の伝統は会計・人事給与システムの世界にもある。『SuperStream』はグローバル進出を目指す日系企業にきっと売れる」。
大学を卒業して間もない頃は、マウスの意味もWindowsの存在も知らなかった。満足にパソコンを操作できなかったが、新人1年目で独自開発の人事管理システムを売りまくった。そんな山田は今、常に「SuperStream」のことを考える日々を送っている。(文中敬称略)
プロフィール
山田 誠
山田 誠(やまだ まこと)
1975年2月、広島県生まれ。大阪国際大学卒業後、1998年にコマツソフト(現・クオリカ)入社。エス・エス・ジェイ(現・スーパーストリーム)、SAPジャパンを経て、スーパーストリームに戻り、現在に至る。