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<コンシューマ冬商戦戦略特集> ユニークな製品が次々登場 エンドユーザーと販売店を意識した製品でシェア獲得を目指す 前編

2007/09/28 19:56

週刊BCN 2007年09月24日vol.1204掲載

■お客様が満足する製品の作り込み

 「20V型地上デジタルハイビジョン液晶テレビ」は、EPG対応やHDMI端子搭載のほかPC入力にも対応する。高性能ハイビジョン液晶パネルを搭載し、有名ブランドのデジタルハイビジョンテレビに勝るとも劣らない製品でありながら、高級感のある『質感』にもこだわっている。「どのメーカー様も、背面の作り込みまではあまり行いません。当社の場合、PCモニターとしても利用できるため、背面にもかなりこだわって仕上げました。光沢のある仕上げは、販売店店頭でもお客様の目を引くと思います」(鈴木GL)。

 「20V型地上デジタルハイビジョン液晶テレビ」は、想定売価6万円前後としながらも700対1、450カンデラのTN液晶を採用している。液晶の性能からいっても、同じ価格帯の製品と比べると1クラス上の画質となる。「まだブランド認知はされていませんが、それでもお客様に満足していただける作り込みをしている製品です」(鈴木GL)とのことだ。同社の新ブランド「PRODIA」は広い分野でこだわりを持つユーザー層「ラウンドエッジ」へも訴求していく。「PRODIA」ブランド第一弾は、同社の技術力を結集し、高品質な製品を、リーズナブルな価格帯で提供する。今後「PRODIA」ブランドとして、新しい商品が次々と投入されるだろう。

 07年10月2日から6日まで開催される「CEATEC JAPAN 2007」では、次世代テレビのコンセプトモデルも展示される予定だ。ピクセラが、PC周辺機器市場で培った技術を生かして、ピクセラらしい製品も順次投入されることになるだろう。デジタル家電の台風の目となるか、ピクセラの活動に注目したい。

 
 

 「PRODIA」ブランド第一弾は「地上デジタルハイビジョンチューナー」と「20V型地上デジタルハイビジョン液晶テレビ」が満を持して投入される。高いクオリティを有しながら、コストを抑えた価格設定となっており、販売パートナーからの期待も大きい


ピクセラ=http://www.pixela.co.jp/

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