Special Issue

<ジェイズ・コミュニケーション特集>パートナー企業とともに成長へ

2009/10/22 19:56

週刊BCN 2009年10月19日vol.1305掲載

迎 博 サービス事業部長

斎藤淳也 営業本部ER事業グループマネージャ

サービス事業
サポートでユーザー満足度を追求
エンジニアリソースはエキスパート集団

 サービス事業は、「ディストリビューション事業」「インテグレーション事業」を支えるビジネスとして数万件のハードウェア・ソフトウェア保守サービス、マネージドサービスを展開。また本年からは新たにエンジニアリソースサービスを展開している。

 ユーザー企業にとって、導入後のサポートは購入先を選定する基準の一つ。ところが、ネットワーク関連業界はサポートでユーザー企業との接点を増やす動きが鈍いといわれている。そんななか、保守サービス、マネージドサービスを統括する迎博・サービス事業部長は「ユーザー企業との積極的なコミュニケーションが重要なのです」という。これは、ユーザーに最適なサービスの展開を常に見据えているからだ。今後も、IT利用を促進するサービスなど販売パートナーとユーザー企業のメリットになるサービスを模索する。

 新しく営業本部内に組織化したエンジニアリソースサービスは、優秀なエンジニアを揃えたエキスパート集団だ。出向するエンジニアには「『自己啓発』『信頼』『本業との架け橋』といった3つの命題を与えています」(斎藤淳也・営業本部ER事業グループマネージャ)という。今は基盤作りの時期で、「右肩上がりの市場成長時代が終わり、今後のIT企業はエラスティック(伸縮性)を持つ必要があるといわれています。弊社のエンジニアリソースサービスは、プロジェクト単位でエンジニアを外注いただくことでSIer・NIerの社内SEが最適化できると考えています。このビジネスを他事業の付加価値として展開していき、各事業間で高いシナジー効果を出していくことにより、他社との差別化を大きく図っていきたいと考えています」と、愛須社長は意気込む。

ネットワークセキュリティ製品のディストリビュータとして確固たる地位を築く


 ジェイズ・コミュニケーションがパートナー企業との協業強化に注力しているのは、「パートナー企業の持つ提案力・構築力に、ディストリビュータが製品周辺の深い技術支援を行うことで顧客ニーズに適切かつ迅速に応えることができる」と確信しているからである。また、主力製品における全国網でのサポート体制もパートナー企業への支援の一部となっており、今後もパートナー企業へ、技術支援・保守サービス支援として強化を図る予定である。

 現在、ネットワークセキュリティ製品を提供するメーカーにおいては、ディストリビュータとリセラー (パートナー) の役割の明確化がなされつつある。同社はほかのディストリビュータとの差別化を図った、製品展開力・技術力・サービス力を今後も強化していく中で、パートナー企業とともにメーカーの評価も受けたいと考えている。

 今後、ディストリビュータの付加価値を各事業で高めていく同社が、どのように進化、成長していくかに注目が集まる。

外部リンク

ジェイズ・コミュニケーション=http://jscom.jp/