Special Issue

<セキュリティソリューション特集>国内三大ベンダーの最新事情 事例、複合ソリューション、最新版の強み

2012/02/23 19:56

週刊BCN 2012年02月20日vol.1420掲載

エムオーテックス
「すてきナイスグループ」が「LanScope Cat」を導入
セキュリティツールの枠を越えた経営管理ツールとして活用

 ネットワークセキュリティベンダーのエムオーテックス(MOTEX)が展開する、ネットワーク監視やIT資産管理用のソフトウェア「LanScope Cat」。住宅資材や不動産などの事業を手がける老舗商社の「すてきナイスグループ」は、2011年に「LanScope Cat」を導入し、セキュリティツールとしてだけではなく、生産性の向上を実現する経営管理ツールとして活用している。

 同社は、「LanScope Cat」が単なるセキュリティソフトではなく、経営戦略ツールとして活用できることを高く評価し、導入を決定した。「LanScope Cat」導入以前は、別のパソコンの資産管理ソフトを使用していたが、操作記録の管理と解析が不十分など、セキュリティ対策を強化する必要があると考えていた。

 「LanScope Cat」の導入によって、「すてきナイスグループ」は部門・社員の個人単位でパソコン業務をモニタリングし、1800人以上に及ぶ社員の業務実態を可視化した。これによって、セキュリティの強化だけでなく、コスト削減と生産性の向上をわずか半年間で実現することができた。具体的には、営業時間外にパソコンとアプリケーションの稼働状況を把握することによって、残業を抑制するといった業務改善を果たしている。

 2月3日に開催されたLanScope新製品発表会で活用事例を発表した「すてきナイスグループ」の平田潤一郎取締役は、「『LanScope Cat』はポータル画面が見やすく、経営視点に立ったレポート機能が非常にわかりやすい。例えば、セキュリティリスクを数値で把握し、問題点を報告してくれる。そのため、どこの部署の誰に問題があるかがひと目でわかり、迅速に対策を打つことができる」と、その利便性を語る。また、「社員の間には『監視されている』というネガティブな意識ではなく、『どう活用して業務効率を高めていくか』というポジティブな思考が生まれている。『LanScope Cat』はこのように、セキュリティツールの枠を超えて、経営活動を支援するかたちで企業を強くしてくれるのが、最もすぐれた点だ」と評価している。

 新製品発表会でお披露目された新製品「LanScope Cat7」のリリースによって、セキュリティに加え「人の管理」という領域での活用の幅が広がっていくだろう。

新製品発表会開催風景


エムオーテックス=http://www.motex.co.jp/

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