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<監視カメラソリューション特集>ネットワークカメラが起爆剤 倍の成長を見込む国内市場

2014/07/17 15:49

週刊BCN 2014年07月14日vol.1538掲載

 国内監視カメラ市場の拡大が続いている。高画質化や映像データを使った分析のニーズが高まり、ネットワークカメラを導入する法人・団体が増加しているからだ。2020年の東京五輪を控えて、今後もネットワークカメラを中心に監視カメラ市場は大きく成長する可能性がある。

 調査会社のテクノ・システム・リサーチによれば、監視用のネットワークカメラ市場の規模は2013年に186億円で、アナログカメラの市場規模を上回ったという。さらに、今後も市場は拡大し、2017年には現状の倍、370億円に達すると予測している。

 市場が拡大期に入ったのは、HDなど映像の高画質化に加え、映像データの分析ニーズが高まっているからだ。2013年は、金融機関の監視カメラのリプレース時に、こうした需要が多くあったという。今後は、小売業やビルなどで映像データの分析に取り組むケースが多くなるとみられ、2020年の東京五輪開催に向けて、公共機関によるネットワークカメラの導入も進みそうだ。

 ネットワークカメラ関連メーカーは、この好況を商機とみて、販社とのパートナーシップを深耕し、ビジネス拡大に力を入れている。さらに、新たに市場に参入するディストリビュータも複数出てきた。この特集では、アクシスコミュニケーションズとフォースメディアの取り組みを紹介する。

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