「セッション2」では、Arcserve Japanの末吉聡子・チャネルマーケティング部長が登壇し、「クラウド時代の災害対策とバックアップ運用の最前線」をテーマに講演した。

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末吉聡子
チャネルマーケティング
部長

 まずは、フラッグシップのバックアップソフト「Arcserve Unified Data Protection(UDP)」の特徴を解説。Arcserve UDPは、継続的な増分バックアップによって時間と容量が削減できる。時間がかかるフルバックアップは初回のみで、増分スケジュールだけでデータが保護できる簡単な運用が可能だ。オンラインバックアップも特別な作業が不要で、ドラッグ&ドロップで簡単にリストアできる。さまざまな環境を一元的に管理する統合コンソールで運用の管理工数を削減。仮想マシンも、物理サーバーやクライアント、共有フォルダ、クラウドVMも一つのウェブブラウザで管理できる。「仮想環境では、稼働中の個々の仮想マシンにエージェントをインストールせずにバックアップができるため、業務サービスに干渉しない。新規ゲストを追加しても、仮想マシンを自動検出するので、漏れなくバックアップが可能」としている。

 DRサイトでの災害対策も、Arcserve UDPは重複排除の併用によって最小サイズで災害対策サイトに転送できる。ネットワークの寸断/断線を考慮したリトライ機能も備える。さらに、簡単に災害対策を実現する二つの新機能を追加。仮想スタンバイは仮想環境に事前に復旧作業を自動実施しておき、本番環境に障害が発生した際に仮想環境をオンにすると同じデータが使用できる。インスタントVMは、障害発生時にバックアップデータから仮想マシンを起動するもの。いずれもリストア時間はゼロですむため、一般的な復旧と比較すると業務再開までの時間を大幅削減できる。

 「v6.5」では、Amazon EC2クラウド上で仮想スタンバイを利用可能としたことで、オンプレミスにデータを転送せず、最初からクラウドを選択できるようになった。Amazon S3とS3互換ストレージをサポートし、データに応じてクラウドストレージを使い分けてコスト削減が図れる。Office 365にも対応し、大切なメールデータも安全に保管できる。

 「バックアップで大切なのは、万が一の際にデータが確実に使えるかという点。v6.5では、バックアップデータがリストア可能な状態を自動で確認するアシュアードリカバリを搭載した。運用管理に役立つレポート機能も拡充している」とアピールした。