KISSの設立で団体のシナジー生む

 日本情報技術取引所(JIET)関西支部の石丸博士支部長(リバティ・フィッシュ代表取締役)は、JIET関西支部や石丸氏が所属する近畿地区のITベンダーらで構成するRubyビジネス推進協議会や、今年6月に組織化されたソフトウェア関連団体が加盟して発足した関西IT団体連絡会議(KISS)などの活動を中心に、週刊BCNの谷畑良胤編集委員の質問に答える形で語った。異業種を巻き込みIT業界を活性化する近畿地区での取り組みが順調だという。

 まずは、加盟するITベンダーの数が日本最大級のJIETが展開する、開発案件を相互に取引する「商談会」の活動を紹介し、関西支部の取り組みについて語った。石丸支部長は、「従来は、JIETに加盟するソフト会社に閉じた活動をしていたが、取引先が広範になったため、非加盟のソフト会社や、近畿地区の各団体とのビジネスマッチングの機会の創出を強化している」と、現在実施している各種イベントを紹介した。

 その一つが、観客動員が200人を超える「JIET関西支部ビジネスセミナー」だ。参加者は、JIET非加盟のソフト会社だけでなく、官公庁・自治体、ユーザー企業、学生にまでおよぶ。「関西支部内に『イベント部会』をつくり、関西経済・IT業界の発展や活性化に寄与する活動を企画している」と話し、さまざまなイベントの参加者が年々増えていると強調した。このほかにも、関西支部では、情報交換会や営業セミナー、人材採用に関連するイベントなどを開催。「Face to Faceで交流する会合を開き、お酒を酌み交わすなかで、パートナーシップを構築している」と、JIETの他の支部に比べ、積極的な活動を展開していると話した。
 
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石丸博士
日本情報技術取引所
関西支部長
リバティ・フィッシュ
代表取締役

 また、石丸支部長も発起人として名を連ねているRubyビジネス推進協議会の活動状況を紹介。「同協議会は、プログラミング言語『Ruby』を使うコミュニティを拡大し、近畿圏でビジネスマッチングやRubyの普及・啓発をしている」とし、IoT(Internet of Things)などにも応用できるRuby言語の教育キット『SenStick3』という超小型センシングボードを紹介。近畿独自のRuby活動への参加を聴衆者に促した。

 最後に石丸支部長は、JIET、同協議会のほか、ハイテクノロジーソフトウェア開発協同組合や組込みシステム技術協会といった団体の関西支部らが加盟するKISSを紹介。「関西地区のソフト団体が横の連携を強化し、シナジー効果を生むための施策を検討している」(石丸支部長)と、協業体制が整備されつつあると強調した。