スタディストの木本俊光・事業戦略室プロダクトマネージャーは「クラウド/SaaS時代の定着させるマニュアル作りとSalesforce社内定着の実情」と題して講演した。

 多くの企業で導入が広がるSaaSは、「所有から利用へ」と表現されるように、継続して利用することが重要だ。社内で利用が定着化することで、導入企業にとって投資を回収して次の改善に着手でき、支援企業にとって次の提案にもつながることから、「定着化は双方にとってウィンウィン」だと、木本マネージャーは説明する。
 
木本俊光
事業戦略室プロダクト
マネージャー

 ただし、利用者はSaaSの機能に使い方を合わせ、アップデートによる機能の変更にも対応していかなければならず、定着化が簡単にいかない。また、従来の手順書やマニュアルは「文字だらけになりがちで理解しにくく読むのが大変」。分かりづらいと結果的に問い合わせが増え、「作ったマニュアルも無駄になり、ユーザーと管理者の両方の時間が使われることで、非生産的な活動になってしまう」という。

 課題解決のITツールとして、ビジュアルSOP(Standard Operating Procedures=標準作業手順書)マネジメントプラットフォーム「Teachme Biz」を紹介した。ビジュアルベースの手順書を簡単に作成、配信、閲覧管理ができ、「作成者と閲覧者の負担を軽減する」。導入は2500社を超える。

 続いて木本マネージャーは、Salesforceの定着化の実情について説明。定着化を阻む三つの壁として、「(営業が)入力してくれない」「管理者が抱えすぎ」「変更/改善についていけない」を挙げ、そうした課題を解決している企業は、「人を巻き込むこと、負荷を減らすことで定着化の壁を突破している」と指摘する。

 また、スタディストはSalesforceに特化したSOPプラットフォームの「Teachme Biz for Salesforce」を提供。Teachme Bizで作成した操作マニュアルをSalesforceの画面上に小窓で直接表示できる。また、閲覧している画面に関連するマニュアルだけをリスト表示し、該当するマニュアルを簡単に見つけ出す。「管理者の負担を下げ、企業の定着力を高めることができるソリューション」と強調した。

 Teachme Bizの利用料金は、月額税別10万円から。機能や人数に応じてプランを選択できる。Teachme Biz for SalesforceはTeachme Biz利用料金の25%を追加して利用できる。

 木本マネージャーは、「既存の手順書やマニュアルでは変化に対応できない。問題解決のカギは社内教育の改善だ。Salesforceから得られる価値は増大する」とし、最後にTeachme Biz for Salesforceのパートナー募集についてアピールした。