Special Issue

サイバー攻撃の悪質化に対抗策はあるのか?

2023/02/10 09:00

「システムをロックして身代金を要求するランサムウェア攻撃、
OSやセキュリティソフトの脆弱性が修正される前のタイミングで実行されるゼロデイ攻撃など、
近年のサイバー攻撃はますます巧妙化し、防御が難しくなっています」





 IT技術の進歩が止まらないのと歩調を同じくしてサイバー攻撃も進化を続けている。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の発表によれば、2022年の組織に対するセキュリティ10大脅威の第1位は「ランサムウェアによる被害」だった。感染したデバイスのシステムをロックして操作不能にし、デバイス内のデータを暗号化して使用不能にして「身代金」を要求するランサムウェアの中でも、特に急増しているランサムウェアがEmotet(エモテット)だ。21年に国内で最も検出されたマルウェアランキングにおいてEmotetは3位にランクインした。

 かつてのEmotetはトロイの木馬として使用され、バンキング型攻撃などに使われていたが、現在はフィッシングメールや標的型メールの添付ファイルに仕組まれるケースが多いようだ。特定の組織や個人をターゲットに、知り合いや関係者、取引先を装ってメールを送る。そのメールには提案書や見積書と称した文書作成ソフトや表計算ソフトなどのファイルが添付されているが、そのファイルにEmotetが仕組まれており、うっかり添付ファイルを開いてしまえば感染してしまう。取引先からのメールやその添付ファイルなら、特に疑うことなく開いてしまう人は多いはず。Emotetをはじめとするランサムウェアはそうした心の隙を突く巧妙かつ悪質な攻撃なのだ。



 ここで重要になるのが、攻撃を受けてしまうことを前提としたネットワークのエンドポイント(=末端)、つまりビジネスPCのセキュリティ対策を考えることだろう。うっかりEmotetが仕組まれた添付ファイルを開いてしまっても、それをPC内の特定の領域に封じ込め、そこから外に出さなければ攻撃は無効化できる。

 日本HPのビジネスPCに実装される「HP Sure Click」はまさにマルウェアやウイルスを封じ込めるセキュリティソリューションだ。PC内に独立した仮想マシンを作成し、メール添付ファイルの展開やメール上の不正なURLクリックをその仮想マシン上で実施する。万が一、マルウェアやウイルスが仕組まれていたとしても、感染するのはあくまで仮想マシンにとどまり、PC本体は無傷のまま。仮想マシンを削除してしまえば感染そのものをなかったことにできるのだ。HPのビジネスPCはこうした先進的なセキュリティ機能を数多く実装しており、導入したその日から利用できる。さらに有償版「HP Wolf Pro Security」にアップデートすれば、対象となるファイルが大幅に拡大するため、より厳重なセキュリティ対策が実現する。
 




 HP Sure Clickはもちろん、未知のマルウェアやウイルスすら検知する「HP Sure Sense」、PC画面の覗き見を防止する内蔵型プライバシースクリーン「HP Sure View」など、HPの先進的なセキュリティ機能が全部盛りになっているのが、ハイエンドラインの「HP Eliteシリーズ」だ。

 中でもフラグシップモデルである「HP Elite Dragonfly G3」は重さ約1.0kg(*1)と軽量なビジネスモバイルPC。搭載する「第12世代インテル® CoreTM プロセッサー・ファミリー」は第11世代と比較して最大27%の高速化を実現している。また、オンライン会議の普及に合わせてコラボレーション系の機能も実に充実している。360度全方位マイクの搭載により周囲3m以内の音声をクリアに集音する機能や、オンライン会議時には自分と相手側のノイズをAIが判別してキャンセルする機能、さらに暗い部屋でも光量を自動調整し、顔色の明るさを最適化するカメラ機能など、細かなところまで使いやすさを追求して作られている。リモートワークが普及した昨今、使い勝手の良さと1歩進んだセキュリティ対策の両立を模索している企業ユーザーにおすすめできるPCなのだ。
 




 HPのビジネスPCは上記したビジネスモバイルPCの他にも、大画面のA4ノートPC、省スペースボディのデスクトップPC、さらにはワークステーションなど、幅広いラインアップを展開している。業種・業態、働く人や働き方に合わせて、最適な1台を選ぶことができる。代表的なモデルを紹介しよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 HPはセキュリティに配慮したビジネスPC製品から、外付けディスプレイ、快適なリモート会議をサポートするWebカメラなどの周辺機器から、キーボードやワイヤレスマウスなどのアクセサリー類まで、包括的なビジネスソリューションを提供している。ビジネス生産性の向上を期する企業に、提案する価値のあるブランドといえるだろう。

*1:最小構成時。構成によって重量は変わります。
*2:1年間保証の内容は、1年間引き取り修理サービス、1年間パーツ保証/電話サポートとなります。
*3:1年間保証の内容は、1年間翌営業日オンサイト対応、1年間パーツ保証となります。
●Ultrabook、Celeron、セレロン、Celeron Inside、Core Inside、Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Arc graphics、インテル Arc グラフィックス、Intel Atom、インテルアトム、Intel Atom Inside、Intel Core、インテルコア、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel vPro、インテルヴィープロ、Intel Evo、インテル Evo、Pentium、ペンティアム、Pentium Inside、vPro Inside、Xeon、ジーオン、Xeon Inside、Intel Agilex、インテル Agilex、Arria、Cyclone、Movidius、eASIC、Ethernet、Iris、Killer、MAX、Select Solutions、Select ソリューション、Si Photonics、Stratix、Tofino、Intel Optane、インテル Optane は、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
●記載の社名、品名は各社の商標または登録商標です。
●記載された内容、価格、仕様などは予告なしに変更する場合があります。


 
 
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外部リンク

日本HP=https://www.hp.com/jp-ja/

大塚商会=https://www.otsuka-shokai.co.jp/