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レイル eラーニングコンテンツの流通体制を確立

2002/01/28 16:06

週刊BCN 2002年01月28日vol.926掲載

 教育支援業務を行うレイル(須古勝志社長)は、ソフトバンク・コマース(宇陀栄次社長)、NTT-ME(池田茂社長)、全国朝日放送(テレビ朝日、広瀬道貞代表)と提携し、e-ラーニングコンテンツの開発者からクライアント企業(コンテンツ導入企業)までを結ぶ流通体制を確立、4月からサービスを開始する。

 今回の提携は、e-ラーニングコンテンツを一元的に取りまとめて流通し、販路を拡大することで、コンテンツ製作者やLMS(ラーニングマネジメントシステム)メーカーのリスクを軽減し、クライアントが求めるコンテンツへの容易なアクセスを実現することが目的。

 特徴は、(1)強力な流通・販売ネットワークによりコンテンツを販売、(2)安全なブロードバンド配信サービスを完全サポート、(3)安全なコンテンツデータ保護システム、(4)コンテンツをオブジェクト単位でも流通、(5)国際標準規格(「SCORM」)対応――など。

 優れたコンテンツをもちながらe-ラーニング化に踏み込めなかったコンテンツ製作者がe-ラーニング事業に参入しやすくなるとともに、e-ラーニングの導入に踏み切れなかった企業にとってもコンテンツの選択肢が広がるメリットがある。

 各社の役割は、レイルがコンテンツ製作者の窓口となり、コンテンツ開発から流通網への窓口的役割を担当。ソフトバンク・コマースでは、セールスパートナーがクライアントに対して教育のコンサルティングを実施できるようにセールスパートナーの育成と販売活動を展開していく

 NTT-MEは、光ファイバーを用いた次世代IPネットワーク「XePhion(ゼフィオン)」を利用した高速かつ安全な配信サービスをASPやハウジングで提供するとともに、保守・メンテナンスにも対応する。また、各支店および全国のNTT-ME子会社や提携パートナーを通じてのセールスの展開も行う。
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