マンパワー・ジャパン（尾野博社長）は、東北地区で最初となるIT分野専門のサービス拠点「ITパワー・仙台」を10月1日に開設した。同地区におけるIT派遣の営業を強化する。仙台地区では、大手の競合他社がすべて支店を開設しているが、IT分野に特化した支店展開に踏み切るのは同社が初めて。

　同社では、これまで仙台市内に2つの支店を設けていたが、同市内に支店をもつ大手企業や地元のシステム関連企業などから、ホームページ作成・管理、パソコンインストラクター、ネットワーク管理といったIT関連業務における派遣需要が増加し、今後さらなる需要拡大が見込めるため、今回、IT分野に特化した支店を開設し、営業強化を図る。

　「ITパワー・仙台」では、他の支店同様、全国すべての支店間をオンラインで結ぶ高度情報検索システム「パワーベースJ」を導入する。「パワーベースJ」は、顧客および登録者に関する情報をデータベース化したもので、顧客企業の需要に最適な人材を、23万人の登録スタッフから瞬時に絞り込むことや、逆に、登録者の希望する仕事・業種・条件などから企業を絞り込むことも可能。

　これによって、数万件の絞り込み検索が瞬時に行え、全国の支店間でデータを共有できるため、常に最新の情報を把握し、顧客企業、登録スタッフ双方のニーズに迅速に応えることができる。