ピクシス情報技術研究所（吉井秀元社長<b>＝写真</b>）は、ブロードバンド対応の会計ソフト「経営が楽しい、らんらん財務会計」、スタンドアロン版の「経理が楽しい、わくわく財務会計」の店頭販売を開始した。

中小企業向けに低価格で

　ピクシス情報技術研究所（吉井秀元社長）は、ブロードバンド対応の会計ソフト「経営が楽しい、らんらん財務会計」、スタンドアロン版の「経理が楽しい、わくわく財務会計」の店頭販売を開始した。すでにインターネットでの販売は行っていたが、今回、ブロードバンド対応として改めて店頭で販売する。「当社の財務会計ソフトは、経営者が休日などに会計ソフトにアクセスし、経営上の問題点などのチェックを行うことができる。財務会計ソフトをネットワーク化することで、経営者にとって有効なツールとなり、新たな需要を掘り起こせるのでは」（吉井社長）としている。

　中小企業向け会計ソフトは、データを入力、閲覧する人が限られることから、現在でもスタンドアロンが主流となっている。吉井社長は、「会計ソフトは、ネットワーク対応であることで利便性が高まる。しかし、ネットワーク対応ソフトは価格が100万円規模となるため、小規模企業では導入が難しく、市場ができあがってこなかったのではないか」と語る。「らんらん財務会計」は、LANおよびブロードバンド対応で、ネットワーク環境での利用を考える中小企業がターゲット。

　製品の特徴は、（1）ネットワーク環境で利用しても、ローカル環境による操作と変わらないパフォーマンスを実現、（2）操作者ごとに使用権限を設定でき、データの変更履歴、変更ロックなどセキュリティ対応機能を充実、（3）インターネットVPN接続により、低予算でのWAN対応が可能、（4）3段階のセキュリティで安全性を確保、（5）バックアップデータは圧縮暗号化で転送保存――など。価格はらんらん財務会計が9万8000円、わくわく財務会計が1万9800円。なお、キャンペーン価格として、1万本限定でらんらんは7万8000円、わくわくは8800円で販売する。