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日本HP カラーレーザープリンタの直販強化 中堅・小企業向けオンライン販売開始

2004/01/19 20:19

週刊BCN 2004年01月19日vol.1023掲載

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、プリンタの直販事業強化の一環として、1月13日からウェブサイト「エイチピーダイレクトプラスオンラインストア」を使ったオンライン販売を開始した。発売したのはオンライン専用機として、A4モデルのカラーレーザープリンタ「エイチピーカラーレーザージェット3500/3700」シリーズ。中堅・中小企業向けに拡販を図る。

 これまで、大企業向けには一部直販を行ってきたが、中堅・中小企業向けのプリンタ事業は販売代理店を通じて行ってきた。「ダイレクトプラス」は、中堅・中小企業向けにインターネット販売する低価格パソコンの販売実績が高いことから、低価格プリンタの導入にあたりオンライン直販を採用することにした。

 滝澤敦・執行役員イメージ・プリンティング事業統括(=写真)は、「A4モデルのレーザープリンタ市場は、国内の市場規模で約100万台と、まだまだ小さい。中小・中堅企業がインクジェットプリンタの複合機を購入する傾向が強いことが要因だ。しかし、10万円以下の低価格プリンタが伸長しているため、企業のカラーレーザープリンタに対するニーズはある」とみており、加えて「中堅・中小企業の50%以上が将来的にメーカーからの直接購買に興味を抱いている。販売チャネルの拡充で潜在需要を掘り起こす」と、ウェブを販売チャネルに加えることでシェア拡大につなげていく考えだ。

 エイチピーカラーレーザージェットシリーズは、価格が「3500」で7万9800円から、「3700」で12万8000円からの低価格が特徴。4色の印刷を高速で処理する垂直インラインエンジンの搭載により、カラーとモノクロともに毎分12枚の出力を可能にしている。販売代理店が今回の製品を販売するために、「ダイレクトプラス」のシステムインテグレータや大手ディストリビュータで構成する「エイチピーダイレクトパートナー」、代理店を「エイチピーダイレクトリセラー」として登録する制度も設けている。今後は、「ローエンド製品については、ダイレクトプラス専用モデルとして販売していく」方針だ。
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