岐阜県のソフトピアジャパン(大垣市、熊坂賢次理事長)は、産学官の共同開発やビジネス連携を深めるために、大学発ベンチャーや学生ベンチャーに対し、インキュベーション施設の無料提供を開始した。

 ソフトピアジャパン内で、ITベンチャーが入居しているインキュベーション施設「ドリームコア」のオフィススペース20室を用意し、大学発ベンチャーなどを誘致していく。

 ソフトピアジャパンは、IT関連企業が立地する分譲地のほか、オフィススペースを提供する「ワークショップ24」、ITベンチャーなどが期限付きで入居する「ドリームコア」といったIT企業支援のためのスペースがある。これらの施設に入居することで、ソフトピアジャパンが主催するビジネスマッチングや人材育成などの事業を活用できる。

 「ドリームコア」には100室のオフィススペースがあり、すでにITベンチャー48社が入居している。入居のためには資格審査が必要で、入居後は1年目で1平方メートルあたり年間525円、2-3年目で同1050円の賃貸料が必要。44平方メートルのスペースの場合、1年目に年間5万4428円、2-3年目は同7万7528円が必要になる。

 大学発ベンチャーに対しては、この賃貸料を無料にして開放する。さらに通常のITベンチャーには行う入居資格審査も基本的にはなくす。岐阜大学など県内の大学だけでなく、全国から入居が可能としているが、現実的には授業との兼ね合いなどから、岐阜県内や愛知県内などの大学がターゲットになりそうだ。

 ITに関連する大学発ベンチャーを誘致することで、IT産業の振興を図るとともに、ソフトピアジャパンにIT関連技術の集積を図ることも目的としている。