富士通パーソナルズ(FJP、瀬井秀社長)は、高齢者向けにサポートサービスを付加したパソコン「らくらくパソコン」のサポート強化を開始した。3か月間の電話および電子メールによる24時間サポートを6か月間に延長したほか、パソコンとプリンタの設定が中心だった訪問サービスに、デジタルカメラの画像編集をていねいに説明するサービスを追加。増えつつある高齢者のデジカメユーザーのパソコン購入に拍車をかけたい考えだ。

 昨年度(2004年3月期)のらくらくパソコンの販売台数は約500台。65歳以上の高齢者をユーザーとして獲得したのは確かだが、「販売目標を大幅に下回る結果だった。さらに、高齢者という潜在需要を掘り起こしていくには、サポートメニューを増やすなどのサービスをさらに強化しなければならない」(油谷榮一・取締役パーソナル営業本部長)と判断した。

 また、「インターネットBtoBシステムであるFITS(富士通パーソナルズ・インターネット・トレーディング・サービス)に加盟している各地域家電店が提供しているサポートとの連携も図っていきたい」という。高齢者ユーザーの問い合わせに対し、すぐに駆けつけるといった地域家電店の“地域密着型の営業”と組み合わせることでサポートを大幅に強化することが狙い。現段階は、「FITS会員が対応し切れないサポートを追加する」ことが課題という。

 最近では、大手量販店がらくらくパソコンを扱うようになっており、販売ルートを増やすことにも力を入れている。多くのショップではパソコンの販売が厳しい状況にあるため、顧客が多いユーザー層だけでなく、「需要が眠っている市場を対象にパソコンを販売することも拡販策の1つになる」と訴え、大型店舗の販路確保にもつなげる。