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大塚商会とトレンドマイクロ プロバイダ向けに「ウイルスバスター月額版」販売

2004/07/05 21:03

週刊BCN 2004年07月05日vol.1046掲載

 大塚商会(大塚裕司社長)とトレンドマイクロ(スティーブ・チャン社長)は、大塚商会のウイルス対策サービスサイトを通じ、7月15日からプロバイダ向けに「ウイルスバスター月額版」を販売する。システムインテグレータとして同サービスをプロバイダ向けに提供するのは、大塚商会が初めてとなる。

 大塚商会では、2001年から独自のセキュリティサービスのコンセプト「OSM(Otsuka Security Management)」を確立し、総合セキュリティサービスを提供しており、02年にはトレンドマイクロと共同で「プロバイダ向けウイルス検出・駆除代行サービス」を提供開始した。今回の「ウイルスバスター月額版」も、プロバイダ向けセキュリティサービスの一環として販売する。

 「ウイルスバスター月額版」は、エンドユーザー向けに店頭販売されている総合セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター2004インターネットセキュリティ」のすべての機能を、プロバイダがエンドユーザーに対して月額料金だけで提供できるサービス。価格(大塚商会からプロバイダへの販売価格)は、月額1万2000円/30アカウント(税別)から。

 同サービスを利用(プログラムのダウンロード、パターンファイルの更新)するためのサーバーはトレンドマイクロが運用するため、プロバイダ各社で新たにシステムを構築する必要はない。さらに、サービスを利用するために必要なシリアルの発行手続きにおけるシステムは、大塚商会で構築したものを利用するため、常に最新のプログラム、ウイルスパターンファイル(ウイルス定義ファイル)を提供できる。
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