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マクロメディア 携帯向けコンテンツ作成ツールを出荷 NTTドコモに加えKDDIにも提供

2004/07/19 21:03

週刊BCN 2004年07月19日vol.1048掲載

 米マクロメディア(カリフォルニア州、ロブ・バージェス会長兼CEO)は、携帯電話向けコンテンツ作成ツールの新バージョン「マクロメディアフラッシュライト1.1」を、携帯電話事業者向けに出荷開始した。日本の通信キャリア向けには、これまでNTTドコモの携帯電話にしか搭載されていなかったが、KDDIが今月下旬に発売する携帯電話3機種にも搭載されることが決まっている。新バージョンの発売を機に、通信キャリアへの販売を積極化させ、モバイル機器向けビジネスに拍車をかける。

 マクロメディアは、約3年前からモバイル端末向けコンテンツ作成ツールの提供を開始していた。従来は、デスクトップ向けだった製品を携帯電話向けとして開発した。携帯電話向けフラッシュライトを搭載することで、処理能力が低くモニタ画面が小さい携帯電話でも、コンテンツや端末内のメニューなどの静止画および動画がなめらかに動くようになる。

 当初はノキアとモトローラの携帯電話やPDA(携帯情報端末)に、モバイル端末に特化したオーサリングツールとして提供を始めた。その後、2003年2月にNTTドコモの携帯電話に搭載、現在ワールドワイドで約20機種の携帯電話にフラッシュライトが搭載されている。今回、新バージョンを搭載した携帯電話3機種を、KDDIが今月下旬に発売することを発表。アヌープ・ムラーカ・モービル・アンド・デバイスシニア・ディレクター・マーケティングは、「最も先進的な発展を遂げている日本で実績を積むことは、ワールドワイドで販売展開するために大きなプラス材料になる。NTTドコモに加え、KDDIに採用されたことでモバイル端末向けフラッシュの知名度も上がる」と話している。
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