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沖電気 ソリューションフェアを開催、ITとIPの融合をアピール

2004/11/22 21:15

週刊BCN 2004年11月22日vol.1065掲載

 沖電気工業(篠塚勝正社長)はこのほど、東京・虎ノ門(港区)にあるショールームのリニューアルに伴い「OKI情報通信融合ソリューションフェア」を開催、情報(IT)と通信(IP)の融合による情報システムで新しい付加価値を提供することをアピールした。

 フェアの期間中に設置した展示会場では、無線センサーを活用した「ユビキタスセンサネットワーク」をはじめ、企業のCRM(顧客情報管理)を可能とする「『顧客の声』分析システム」や「情報収集支援サービス」など同社の先進技術を駆使したシステムを披露。顧客企業とのシステム提案を行う場として、このほど開設した「OKIショールーム」では、情報通信融合プラットフォームやIP音声自動応答システム、自治体向けVoIP告知システムなど、IP技術をベースにソフトウェアやハード機器を統合した情報通信融合システムとして同社が掲げるコンセプト「AP@PLAT」を実現するシステムを展示した。

 また、東京大学大学院の須藤修・情報学環教授が「ユビキタスネット社会を実現する地域情報化戦略と地域振興」、同じく、坂村健・情報学環教授が「ユビキタス・コンピューティングを支える技術」というテーマで基調講演を実施。マイクロソフトの鈴木協一郎・執行役デベロッパーマーケティング本部長が「情報と通信の融合を実現するIT基盤“Microsoft.NET”」、日本BEAシステムズのロバート・スチーブンソン社長が「通信とITの融合:BEAが目指す次世代共通IT基盤戦略」と題して特別セミナーなどを行った。
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