テンアートニ(喜多伸夫社長)は、中堅・中小企業(SMB)向けアプリケーション製品の第1弾として「セールスフォースオートメーション+(SFA+)」を開発、販売開始した。

 まずプロプライエタリ版を投入し、将来は「機能強化したOSS(オープンソースソフトウェア)版を開発し、サブスクリプション(使用権)収入モデルとして投入する」(喜多社長)計画だ。

 今回のアプリケーション製品投入では、SMBに強いシステムインテグレータ(SI)と連携して市場開拓を行い、2007年度にSFA+関連で3億円、2010年度には8億円の売り上げを目指す。提携するSIについては、「すでに1社は決まっている」(喜多社長)としており、今後20社程度まで拡大する予定だ。

 OSSの開発を主眼とするテンアートニが、プロプラ版のアプリケーションを第1弾として投入した背景には、OSS版として販売する際の収入モデルの確立が難しいことが挙げられるという。ただし、プロプラ版でもソースコードの配布をオプション設定し、ユーザーサイドでのカスタマイズを可能にした。SIとの連携では、ユーザーのシステム構築を行っているSIと連携して、SFA+のカスタマイズに対応していく考えだ。

 今回投入したSMB向けのSFA+では、より使いやすいように基本となる分析機能を揃えるとともに、余分な機能を削減し、100万円と低価格化を図った。初期の導入コストを抑え、カスタマイズによる機能拡張に対応した。

 ターゲットとなるのは従業員100人程度の企業からで、「500-1000人規模でも対応可能」(喜多社長)という。

 喜多社長は、「次期バージョンではOSS化を図る」としており、製品開発とともに収入モデルの構築など今後詳細を詰めていく方針だ。