ネオジャパン(齋藤晶議社長)は、同社グループウェア「desknet's(デスクネッツ)」からIP電話を利用できる機能を強化する。グループウェア搭載のアドレス帳や携帯電話などの機能をモジュール(部品)化することなどで、IP関連の通信機器を扱うシステムインテグレータ(SIer)への提供を増やす。今年度(2006年2月期)は、NECや伊藤忠テクノサイエンス(CTC)など3社と共同で、IP電話とグループウェアを連携させた新機能を開発し提供を開始した。このほかでも、SIer数社と協議を進め、来年度(07年2月期)には新たなサービスが立ち上がる予定だ。

 デスクネッツは、累計150万以上のユーザーに導入されている。今年度からは、デスクネッツのアドレス帳などをモジュール単位に分割して提供し、IP関連機器などと連携させたサービスをSIパートナーと共同開発している。

 具体的には、「リアルタイムにコミュニケーションできる環境を増やす」(大神田守取締役プロダクト事業本部事業本部長)と、「IP-PBX(IPを用いた構内交換機)」、SIP(通信制御プロトコル)サーバーなどとグループウェアの機能を組み合わせたソリューションを構築していく。

 例えば、NEC、CTCと共同開発したサービスは、デスクネッツのアドレス帳から相手を検索し、表示番号をクリックすると手元のIP電話から発信できるシステム。このほか、NTTドコモの携帯端末「FOMA」の無線LAN環境を利用して、通話ができる仕組みなども検討していく。

 こうしたソリューション以外にも、「プロジェクト管理やワークフローなど、デスクネッツに搭載しているあらゆる機能を生かした新たな機能をパートナーと共同で模索していく」方針だ。

 10月からは、VoIPソリューションを提供するスカイウェイブのIP電話「Skyビジネスフォン」のサービスにデスクネッツのアドレス帳機能を組み込んだサービス「Web電話帳」を開始している。これを利用すれば、ウェブ経由で社内のアドレス帳を呼び出せる。携帯電話には、電話番号を登録する必要がなく、端末を紛失した場合にデータを閲覧される心配がない。

 同社では、パソコンやPDA(携帯情報端末)などをIP電話として利用する「ソフトフォン」を利用したサービスを提供するISP(インターネット・サービス・プロバイダ)などにも協業を働きかけていく。