測量CADシステム開発のウチダデータ(宮島四郎社長)は、国際標準規格に準拠した地理情報システム(GIS)とシームレスに連携できる次世代測量CADシステム「マーキュリー・エヴォルート」を4月下旬から販売する。政府が進める電子国土の実現に向けた需要を取り込んでいく考えだ。測量事業者や自治体などをターゲットに発売後3年間で3000システムの販売を見込む。

 これまで規格統一の遅れが問題となっていたGISだが、国際標準規格をJIS規格へ取り込むなど標準化作業が進展していることを踏まえ、標準化されたGISとシームレスに連携できる製品に仕上げた。

 GISをベースとした地理情報の整備や人工衛星を使った測位システムの確立、道路部分の境界線をより明確化する骨格的空間情報の確定などを目指した「測位・空間情報基本法」制定の検討が進むなど、電子国土の実現に向けた動きが加速している。こうした動きに迅速に対応した測量CADシステムを投入することで販売拡大を狙う。

 1995年に測量CADシステムのマーキュリーシリーズを投入して以来、これまで累計約4000システムを販売してきた実績がある。今回の新製品で国際標準規格のGISに対応することで、シェア拡大をより確実なものにする考え。