ニュース

ターボリナックス 企業イメージの低下を懸念 「株主比率下げる」方針を示唆

2006/01/30 12:50

週刊BCN 2006年01月30日vol.1123掲載

 2004年5月にライブドアグループの子会社となったターボリナックスの矢野広一社長兼COOは、「当社とライブドア、堀江氏との関係では、クリアに連携が取れていただけにショックだ」と、堀江貴文氏の逮捕劇に困惑を隠さない。

 同社は、ライブドアグループの完全子会社から、05年9月に大阪証券取引所ヘラクレスに上場。現在ライブドアが保有する株式は約66%という。

 今後の資本関係については、「ライブドアが持つ株式比率を下げる可能性はある。ただ、それは今回の事件とは関係がない」と、一定の距離を置く方針を示唆している。

 矢野社長兼COOは、「ライブドアグループには疑念をもたれている部分があるかもしれないが、当社は今回の事件に全く関係ない。事業継続についても全く問題ない」と断言。事件発覚後のビジネスの影響についても、「現時点ではない」としている。

 オープンソースOSホルダーのリーディング企業である同社にとっては、昨年の上場以来、海外市場進出、対応アプリケーションの拡充など成長戦略を加速させているさなかで起きた今回の事件。影響はないとしながらも、企業イメージの低下を懸念する。矢野社長兼COOは、自身のブログで「オレハマケナイ」と、ターボの成長と企業価値の向上に向け、改めて強い意志を示した。
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>