日本オラクル(新宅正明社長)は、企業全体のコンプライアンス(法令遵守)管理やガバナンス(企業統治)強化をサポートする「オラクル・コンプライアンス・アーキテクチャー」を発表した。

 同社は、コンプライアンスを組織に浸透させるためには、幅広い分野を体系的に捉えて、管理する必要があると主張、その体系を7つの階層に分けた。

 この7階層全てに対応製品を持っているというのが同社の特色。オラクルグループでは、2000年から、当初はコストダウンを主目的に、業務改革に取り組みだした。当時、全世界では120以上の会計システムが動いていたが、これを1つの大きなデータベースに統合することを目指した。

 ①分散業務などをERPのOracle Collabolation Suiteに統合②業務処理統制としてE─Business Suiteを利用③購買などの全世界の業務プロセスを、自動化および1つのプロセスに統合④コンプライアンス文化を形成するためLearning Managementによる全社員の教育を実施した。その結果、「優れた可視性、内部統制強化、業務処理の効率アップ、コスト削減に結びついた」(松岡繁常務執行役員最高財務責任者ファイナンス部長)という。

 こうした社内使用の実績を踏まえて、今回のアーキテクチャをまとめた。「当社の包括的アーキテクチャーを利用してもらえば、コンプライアンス、ガバナンスのすべての側面に対応できる。個々のプロセスに対応するため部分的なソリューションを導入するのに比べ、10分の1のコストで済むはずだ」(新宅社長)としている。