ソフト開発ベンチャーのオーリック・システムズ(幾留浩一郎社長)は、ホスティングサービス会社と共同で、ウェブサイトのアクセス解析ツール「RTシリーズ」の中小企業向け販売を強化する。

 RTシリーズは約160社への販売実績があるが、顧客の大半はアクセス数が多いウェブサイトを持つ大企業だった。中小企業にアプローチするためには、1社ごとに営業展開するのではなく、小規模事業者が広く利用するホスティングサービスメニューの1つとして組み込んで販売した方が幅広くアプローチできると判断。ホスティングサービス会社を経由した新チャネルを立ち上げ中小企業開拓を図る。

 ホスティングサービス会社は、RTシリーズの機能をサービスメニューに組み込み、販売額に応じてその一部をオーリック・システムズに還元する仕組みとした。RTシリーズは、ソフトとハードを一体化させたアプライアンス製品であり、情報システムにかける負担は小さいため、「スイッチの設定を多少変更し、差し込むだけで利用でき、追加設備が必要ない」(幾留社長)という。

 RTシリーズは、ウェブサイトのアクセス履歴を分析し、利用者の挙動を把握するツール。どの検索エンジンからアクセスして、どんな経路でウェブサイト内をクリックしたかなどが分かる。たとえば、ECサイトへのアクセス者が実際に製品を購入する場合は、どのような経路でクリックしているかが把握できる。PC向けサイトだけでなく、携帯電話向けサイトのアクセス分析も行えることが特徴。最小構成280万円で、約160社の顧客のなかには東京電力や大和ハウス工業、日本航空など各業種の大手企業がいる。