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アッカ・ネットワークス 「WiMAX推進室」を設置 周波数取得に向け戦略立案

2006/04/24 13:01

週刊BCN 2006年04月24日vol.1135掲載

 アッカ・ネットワークス(坂田好男社長)は、新しいワイヤレスブロードバンド方式といわれる「IEEE802.16e(通称モバイルWiMAX)」の周波数取得に向け、2006年4月3日に「WiMAX推進室」を設置した。

 モバイルWiMAXに関するプロジェクトチームを専任部署として組織化することで、事業戦略の立案などを模索していく。

 来年早々に割り当てられる予定の2.5GHz周波数を取得するため、まずは今年6月からWiMAXの技術実験を本格的に開始する予定。津智仁・WiMAX推進室担当マネージャは、「モバイルWiMAXは、次世代高速無線通信アクセスとして既存の無線技術に比べて安価な点などコスト優位性が高い。しかも、通信速度が高い点から、付加価値の高いモバイルコンテンツの提供が可能となる。

 周波数を取得した際は、ユーザーが電車や車で活用すると価値が高まるサービスなど、これまでとは異なったサービスの提供を模索する」としている。端末についても、現段階で具体的には固まっていないものの、「移動中でも見やすい画面にするなど、これまでの携帯電話とは違った筐体になるのではないか」とみている。

 また、法人向けビジネスも、「通信速度の点で、業務アプリケーションなどのサービスの充実が図れる。SIerを中心にパートナーが増えるだろう」と期待しており、事業拡大に弾みをつける。
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