ニュース

PFU Linuxシステム構築事業 OSSミドルウェア活用を推進

2006/05/01 17:51

週刊BCN 2006年05月01日vol.1136掲載

 PFU(広瀬勇二社長)は、Linux関連システム構築事業でオープンソースソフトウェア(OSS)のミドルウェア活用を積極化させる。アプリケーションサーバーの「JBoss」や「Tomcat」などのミドルウェア分野のOSSもシステム構築に積極的に活用していく。

 PFUのLinux関連事業は、1999年にLinuxのサポートとシステム構築事業をスタートしたことが始まりで、UNIXを用いたシステム構築事業を強みとしている。特に、研究所で使う科学技術用計算システムやミッションクリティカルなどHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)分野に強い。

 スーパーコンピュータからLinuxシステムへの移行案件の実績もある。コスト削減目的だけでなく、「ソースコードが公開されていることから扱いやすく、チューニングもしやすいことがHPC分野で評価を得ている」(長畑浩之・ソリューションビジネス本部システム事業部インフラソリューション統括部プロジェクト部長=Linux担当)という。HPC分野でのLinux専門技術者は、約20人揃えている。

 今年度のLinux事業の強化ポイントとして長畑プロジェクト部長は、OSだけでなく、OSSのミドルウェアを強化ポイントとして掲げており、OSSの活用領域を広げていく考えだ。

 OSSのミドルウェアには、アプリケーションサーバーの「JBoss」や「Tomcat」、データベースの「MySQL」、「PostgreSQL」、Webサーバーの「Apache」などがある。
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>